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塾講が語る『秘伝』 |
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第32巻
英語 其の三 “音読のポイント” |
前回のリレーコラムでは「音読の効用」について紹介しましたが、今回は「楽しい音読のポイント」を紹介したいと思います。
音読を通じて英語を体感しようと思っても、学校の教科書をただ声に出して読むだけでは少々味気ない気もします。もっとアクティブに英語に接してみましょう。英語は教科書以外でも日常生活のいろんな場面で目や耳にします。その1つが「音楽」ですね。英語に興味を持ったきっかけが、「音楽」だったなんてことをよく耳にしませんか。ボクの場合は、中3のとき大ヒットしたワムの「ラスト・クリスマス」。友人同士で「ラ〜ス、クリスマス、アゲヴビュマイハ〜」と休み時間によく歌っていました。歌詞の意味なんて考えずに、ただ英語を声に出していましたね(楽しかったなぁ!)。そこで、今回鯉城がお勧めする秘伝が、「音楽を利用しての音読:3つのポイント」です。
ポイント<1> 「とにかくカッコよく真似る!」
耳から聞こえてくる通りに発音してみましょう。単語の意味や文法なんて気にする必要はありません。英語は、「リズミカルな言語」ですから、メロディーに合わせてノリノリで耳から流れてきた英語をそのまま口に出しちゃいましょう。長いフレーズだったらすぐには発音できなくて苦労するかもしれませんが、自分のお気に入りの曲だと上手く歌いたい気持ちの方が勝っています。だからなかなか上手く歌えないフレーズも自然に何回も練習しているのではないでしょうか。とにかく自分の好きな音楽を上手くカッコよく真似るのが大事。そう思うだけで、集中して英語を聴こうとします。教科書本文のCDを聴くのとは違った雰囲気で、英語の音読ができますよね。
ポイント<2> 「歌詞カードを見ながら聴く!」
次に、ただ耳から流すだけの英語を学習レベルにまで発展させ、より効果的に英語を学びましょう。それには、「歌詞カードを見ながら聴く」ことが大切。簡単なことですが、なかなか実践している生徒は少ないようです。例えば英検の勉強でも、「リスニングが速くてわからない、スピードについていけない」と言いながら、ただ闇雲にCDを耳から流しているだけの生徒がいますが、これはあまり効果的とは言えません。放送英文の台本を見ながら聴いた方が断然効果的なんですね。英文を見ながらだと、「この単語とこの単語はつなげて発音してこう聞こえるんだ」・「この単語、あるいはこの部分は、ほとんど発音していないなぁ」と気づくからです。つまり、聴覚と視覚の両方で集中して英語にふれているわけですね。そして歌詞カードを見ることが、「音読のポイント<3>」にもつながっていくのです。
ポイント<3> 「歌詞カードを和訳してみる!」
次の歌詞を見てください。ビートルズの名曲「Let it be」です。
When I find myself in times of trouble
(私が私自身が困った状態にいるのがわかったとき、)
Mother Mary comes to me
(マリア様が私のところに来ます)
Speaking words of wisdom,"Let it be."
(「そのままにしておきなさい」という賢い言葉を話しながら)
どうです?接続詞のwhen・再帰代名詞・分詞・使役動詞のletなどなど、受験英語がとっても役に立つのがわかりますか。全ての洋楽の歌詞がこんなにわかりやすいわけではありませんが、歌詞カードの和訳が教科書で習った英文法の再確認にピッタリなんですね。さらに歌詞カードの和訳には、自分の好きな歌の内容をわかろうとする「意欲」、そしてそれがわかったときの「感動」がついてきます。自分から意欲的に英和辞書を引くんじゃないかな!?ただ、歌詞カードに載っている日本語訳は洗練されたものですから、自分が訳したものとはかなり違っているはず。そこで、「英語の先生に自分の和訳を見てもらう、質問する」というアクティブな学習になっていくわけですね。
※ちなみに、「Let it be」の歌詞は、「私が悩んでいると マリア様が現れて 賢い言葉をおっしゃる そのままにしておきなさい」といった感じでしょうか!?
今回の英語コラムでは、興味を持つことで学習の持続につながり、ちょっとした合間でも英語にふれることができる学習方法として、「音楽の利用」を紹介させてもらいました。いかがでしたでしょうか。まずは自分が興味のある洋楽(もちろん歌詞カードがあるやつ)を見つけてみましょう。または世代を越えて耳にする名曲の中から、親子で1曲チョイスしてみても楽しいかもしれませんね。
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