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塾講が語る『秘伝』 |
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第30巻
国語 其の七“解答テクニック その弐”
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突然ですが、前回の国語リレーコラムで出した宿題、みなさん覚えていますか?
前回は、「解答テクニックをみがくには?」というテーマで、多くの方が頭を抱える「記述問題」を取りあげて、話を進めていきました(ほとんど前置きのような内容でしたが……)。
さらに続けて、「記述問題」で正解を導き出すコツは? どんなテクニックが有効なのか?という、非常に重要なテーマについて、私見を述べていきたいと思っています。
話を具体的に分かりやすく進めるために、イソップ物語「ウサギとカメ」のお話を予習することを、前回読者の皆様に宿題として提示させていただきました。
(ま、あらためて読み直さなくても、だれでも知っているとは思いますが(?_?))
ご存知の方も多いかもしれませんが、物語(文章)を、「時系列」で捉えるか、「因果関係」として捉えるか、まずこの2つから話を進めましょう。
「時系列」(ストーリー)
→ウサギとカメが競走をしました。
ウサギは途中で昼寝をしました。
歩みつづけたカメが勝ちました。
同じ内容でも、次のような順番でも表現できます。
「因果関係」(プロット)
→ウサギとカメが競走をしました。
歩みのおそいカメが勝ちました。
ウサギが負けたのは昼寝をしていたからでした。
……分かりますよね? 物語(文章)を「時系列」で捉えるか、「因果関係」で捉えるか、といった違いです。
国語の読解には、どちらも必要なことですが、多くの場合、問われるのは「因果関係(プロット)」の方だと言っても過言ではないでしょう。
例えば……、
問一 傍線部「歩みのおそいカメが勝ちました」とありますが、なぜ「カメ」が勝ったのですか。文中の語句を用いて答えなさい。
といった形式で、「因果関係」がつかめているかどうかを試す問題が出題されます。文章内容が把握できているかどうかをたしかめるには、もってこいのスタイルのため、盛んに出題されるわけです。
……となったら、文章の読み方の一つが見えてきますよね?
「なぜ?」を常にアタマの片隅に置いて文章を読むこと。「なぜ、こういう結果になったんだろう?」「筆者はなぜ、このように考えたのか?」ということを意識した読み方を心がけましょう。
ただ残念なことに、そういう読み方の習慣は一朝一夕には身につきません。そこで親や講師の後押しが必要になってきます。
つまり、文章を読み終わった後の「問いかけ」です。
文章内容について、2つ3つの質問を投げかけて、内容理解を深める手助けをしてやりましょう(質問攻めにするのはかわいそうなので、ほどほどに)。
習慣になってくれば、徐々に「自問自答」ができるようになるハズ。そうなればしめたもの。段階をおいて「読む」→「答える」が噛み合ってくるので、必然的に得点はアップしていきます。
さて、今回は「解答テクニック」というより、読み方のコツが中心となってしまいましたが、次回はより具体的に話を進めていきましょう。お楽しみに!
K田「はいはい、みなさ〜ん! 次回コラムへの宿題は、イソップ物語『北風と太陽』を読んでくることにしまーす! ぜったいに宿題忘れのないようにね〜! ではまた年末(?)にお会いしましょう。それまで、元気でね!」
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