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塾講が語る『秘伝』 |
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第21巻
英語 其の一“英単語の覚え方〜五感をフルに利用して”
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Howdy, everyone!
今回から中学部講師も、リレーコラムを担当することになりました。
まずは、中学生になって新たに加わる教科、英語からスタート!記念すべき第1回目は「英単語の覚え方」について少しお話をしてみたいと思います。
みなさんは、「自分がアメリカ人だったら、単語なんてすぐ覚えて書けるのになぁ」なんて思ったことはありませんか。実はそんなこと全然ないなんて言ったら、驚くでしょ。アメリカ人だって、イギリス人だって単語を正確に書くことには苦労しているんですね。英語は彼らにとって母国語であり、その中で育っていますから、英語を話すことはもちろんできます。
しか〜し、文字化された単語を読んだり、単語の綴りを正確に書くことは、けっこうできない人もいるんですね。何でそんなことがおきるのか不思議に思う人もいると思うので、ちょっとその理由も見ておきましょう。
日本語は、まず「ひらがな50音」を覚えることから始まります。小さいうちから、両親に自然に覚えさせられましたよね、お風呂に紙を貼ったりして……。その後、「と」と「け」と「い」を組み合わせて「とけい」という言葉が発音でき、時間を計る道具は「とけい」なのだと覚えるのが、日本語です。つまり、音として「とけい」と覚えれば「と」「け」「い」と書き出すことができるわけです。
日本語をこういうふうに紐解いてみるとおもしろいでしょ?しかし、英語では、26文字のアルファベット、A(エイ)〜Z(ズィー)までを正確に発音できたとしても、一つの単語、例えばwatchは、ダヴリュー・エイ・ティー・スィー・エイチという音で発音されるわけではありません。このアルファベット5文字で[ゥワッチ]と発音するのです。つまり、英語ではアルファベット26文字の組み合わせで一つ一つの単語が出来ていて、その綴りとその発音が一致するわけではないのです。「ナイフ=knife」のkを消したいと思った人は、世の中にどれほどいることでしょうか?これは日本人でもアメリカ人でも同じことなんですね。ということは、ネイティブも苦労している語を僕たち日本人は、覚えないといけないということになるんです。ここまで読んで、「英単語を覚えるのに苦労しているのは自然なことなんだなあ」と思っていただければ、今回のリレーコラムは大成功!!かな?
さあ、そんなやっかいな英単語を覚えるのに秘策はあるのか!?
鯉城秘伝、3つの「覚える」について以下にご紹介してみましょう。
(1)英単語の意味を覚える
まずは、英語で表された単語を日本語に直してどういう意味なのかを覚えること。
中1の最初は「名詞」がたくさん出てきます。品詞については、細かくいずれ説明するにして、例えば先ほどのwatchが「腕時計」だと覚えることです。今から「腕時計」という単語を覚えるんだという意識からスタートです。
(2)正確な発音を覚える
次に、英単語でwatchは、[wat,](ゥワッチ)という発音だと覚えます。これは、まず耳で正確に発音された音を聞き取り、自分でまねることです。[ ]で示される発音記号も非常に大きな手助けにはなりますが、最初はとにかく耳で聞き、正確にまねて発音する訓練が必要。腕時計は?で、(ゥワッチ)とすぐ声に出てくるようになればOKです。
(3)つづりを覚える
最後に綴りですが、w - a - t -c -h と5つのアルファベットを正確な順で書けるように覚える。ここが、苦手な生徒が非常に多いようです。とにかく、体の五感のうち、視覚、聴覚、触覚という3つの感覚を全部使って覚えなければなりません。
<1>覚えるべき単語の正確な綴りをよくみる(視覚)。
<2>正確に一度発音して、自分の耳で確認する(聴覚)、正しく写す(触覚)。
<3>写したものをもう一度よく見て(視覚)確認する。
<4>先に書いた単語を手でかくしながら、もう一度書く(触覚)。
<5>何度か続けて、同じ綴りを書いてみる。
すると何となく手の感覚で自然に一つの単語がリズムよく書けてくる。最後に自分の書いた綴りをもう一度、正解の綴りと確かめる(視覚)。この流れで覚えていくんです。
この3つの「覚える」が完了して、単語を「覚えた」ことになるのですね。
(1)〜(3)の覚える順序は、絶対的なものではありませんから、自分にあった順に変えていただいて結構。学校や塾での英単語のテストというのは、(3)の「覚える」を中心に問われるものですから、一番手間のかかる「覚える」を実践しなければなりません。そのうえ、覚えなければならない単語は、1回にたった1つではなく、どうしても5個や10個の単語を覚えることが必要になってきます。そうなると、やっぱりどうしても時間をかける必要があるのです。だから、「めんどくさいよ〜う、書きたくないよ〜う、時間をかけたくないよ〜う」っていう人じゃあダメなんですね。
今回紹介したのはあくまでも、英単語の「覚える」の基本線です。中には、「ローマ字読み」をうまく利用しながら綴りを覚える、自分の覚え方というのはあっていいと思いますよ。「orange」を「オランゲ」で覚えた人も多いのでは?ただし、正確な発音はしっかり覚えていることが条件です。そうしないと、デートの時、レストランのメニューで、「sausage」を「サウサゲ」と読んでひどい恥をかくことにもなりかねませんからね(実体験に基づくかどうかは、皆様のご想像にお任せします)。 |