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塾講が語る『秘伝』 |
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第十九巻
理科 其の5“化学の計算力=暗記×分数−消しゴム?”
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前回までのリレーコラムでは主に暗記を中心とした学習のポイントをご説明してきましたが、今回からもう一方の思考が必要となる単元を中心に書き綴っていこうと思います。
……これは前々回のリレーコラムの冒頭の部分です。幸か不幸か、前回のコラムは入試直前期だったため、急遽テーマを変更いたしました。再び予定の流れに戻していきたいと思います。今回のテーマは『化学の計算』。
化学の計算といえば、「もののとけ方」、「気体の発生」、「中和」などが代表的です。その傾向と対策を練ってみると、実のところ一部の難関校を除けば、あまり複雑な応用問題は出題されていません。つまり各単元での、代表的な解法のパターンを「暗記」しておけば大丈夫なんです。「何いってんの! 今回のテーマは計算じゃないの!!」と叱られそうですが、実際に問題を解く場合の解法パターンを身につけるために、必要なことはやはり「繰り返し」なんです。
実際、計算ができる子のほとんどは「見たことある問題」とか「前にやったことがある問題」と思いながら、問題を解いています。逆に計算が苦手な子によくあるパターンが「やったことはある(気がするけれど…)んだけど解き方は忘れた」というケースです。これはその単元を中途半端に終えてしまった生徒によく見られるのですが、これを防ぐためには、やはり「繰り返し」しかありません。つまり、解き方が頭に残っていれば、問題を見たときに「あっ? これできる!」という自信となり、余裕をもって問題に取り組めます。
「でも、うちの子、計算力ないし、よく計算ミスするし…」そうですね。前述のような単元には、必ず、「計算」が必要となります。理科における「計算力」は実のところ、算数と同じ「悩み」です。「できる問題で計算ミスをする。」これは算数の場合でも理科の場合でも、本番では命取りになります。さらに理科の場合は、大問の中で問題がつながっているケースが多いので、最初の問いを間違えてしまうと、連鎖反応を起こすこともよくあります。そこで、今回は「計算ミスをなくす」ための提案を3つほど。できれば、いつもやっている(はず?の)テスト直しの際や、宿題ノートを見ながらチェックしてもらうといいかもしれません。
(1)消しゴムは使わない
ごく当たり前のことですが、間違った計算式は決して消さないこと。計算が嫌いな子ほど、自分の間違えた式を消したがります。これはやめましょう。まず、間違えた問題では、間違えた式は残しておいて、間違えた箇所に赤ペンでチェックをしていくようにしてください。どこで計算ミスをしたのか、どこを間違えたかがわからないと同じ事の繰り返しになってしまうのです。
(2)分数で計算して、小数で答える
ほとんどの生徒がそうだと思いますが、かけ算とわり算では、苦手な計算は「わり算」です。割り切れない数字がでてくると、どこまで計算しないといけないの?と不安になったりしませんか? 実際これが、思考を停止させるもとになります。でも、理科では「…小数第2位を四捨五入しなさい。」的な表現が多いのも事実です。ですから、途中の式では小数を使わずに、分数を使っていって、最後にわり算をして小数にする癖をつけましょう。
(3)数字(文字)は大きく、ていねいに
文字の大きさと計算ミスは反比例します。文字が小さいほど、8が6になったり、7が1になったりします。正しい計算をしても正解には結びつきません。
「ていねいに」これが特に男子に多いのは乱暴な文字で間違えたまま計算を続けてしまうケースや正解がでていても、解答欄に書く際に間違えてしまうようなミスもあります。
どうですか? 消しゴムで消した上に新しい計算式が書いてあったり、途中で割り切れないわり算を永遠に続けていませんか?
ここにあげたことは、化学の計算力の基礎だと思ってください。ですが、基礎なくして応用はぜったいにありません。普段の学習をいい加減にしていては、時間をかけた割に効果が得られなかったということになってしまいます。上記の3つを徹底して「繰り返す」ことで計算力アップにつなげていきましょう。
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