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塾講が語る『秘伝』 |
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第十八巻
国語 其の五“集中して読むために” |
ひさしぶりにバトンがまわってきましたので、懲りずに国語のコラムをお届け致します。
前回は、「国語をどのように勉強していけばよいのか?」という大きな命題を掲げ、小さな意見を述べてみました。それは以下の3つ。
<1> 普段から語い力を増やしていくこと
<2> 問題文をその場で集中して読むこと
<3> 解答テクニックをみがいていくこと
前回は、この<2>「集中して読む」について、「覚えるつもりで読む」ことをご提案いたしました。その場で覚えることを前提とすれば、必然的に「集中」して「真剣」に読むことになる、と。
今回は、その「読み方」をもう少し掘り下げて話を進めてみたいと思います。
お子さんは読解問題に取り組む時、どのような姿勢で取り組んでいるでしょう。勉強の内容はともかく、まずは姿勢を見て下さい。
プリントあるいはテキストを両手で持って「新聞読み」をしていませんか?ほおづえをついて、ただ何となく眺めるようにして読んでいませんか?まさか寝っ転がって読んだりしてませんよね?まさか、ちらちらとテレビを横目に……。
当たり前のようですが、「机について」「鉛筆を持って」文章を読みましょう。え!?そんなの分かり切ってるって?いやいや、この頃の小中学生は、これがなかなか出来ないんです。書きこみをしながらの、積極的な「読み」が。
国語の読解問題にあたる時には、ただ眺めるだけの消極的な「読み」にならないように、とにかく「書きこみながら」読むことを心がけましょう。
では、何を書き込むの?という話になりますが、ここでは文字や文章を書き込まなくてもOK!ポイントを絞って、線を引いたりといった文章チェックの習慣をつけましょう。
では、主なチェックポイントを以下、ご紹介します。
説明文
・接続語に○をつける →前後の文脈を確かめる習慣づけ
・「……こと/……から」で終わる部分に線を引く →問題で問われることが多い
物語文
・登場人物に○をつける →人物関係などを確認する習慣づけ
・気持ちが読みとれるところに線を引く →問題で問われることが多い
いかがでしょうか。ただ、ダラダラと読むより、あるいは目だけで一生懸命文字を追うよりも、ずっと文章内容をつかみやすくなるはず。
ついでに以下、設問(問い)の読み方もあわせて確認してみましょう。
設問(説明文/物語文共通)
・指定の「字数条件」に線を引く
・「書きぬき」なのか「記述」なのか、条件に線を引く
・「記述」の場合、文末のまとめ方のヒントになる表現に線を引く
設問:なぜですか? →解答:〜から。
設問:どういうことですか? →解答:〜こと。
いかがでしょうか?
ただ漠然と「読む」だけでなく、「読み込む」ための一つの方法をご紹介しました。ぜひ実行してみて下さい。きちんと書き込んでいれば、それだけ頭を使っている(少なくとも使おうとしている)と言えるでしょう。ただ、注意してもらいたいのは、線を引いたりする部分が多ければ多いほど良い、というわけではありません。線を引く部分は全体の1〜2割が目安でしょう。「積極的な読み」が出来ていたら、まずそれを褒めてあげて下さい。その後、前回書いたように、口頭で文章内容をまとめさせることができればベストです。
……以上、「読解力」をつけるためのヒントになれたら幸いです。
「いつになったら<3>に突入するのだ!」というお叱りを頂きそうですが、それはまた、別の機会に。
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