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塾講が語る『秘伝』 |
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第五巻
算数 其の二“図形問題が楽しくなる!” |
いわゆる「図形のセンス」が「ある」お子さんは、「ない」お子さんとどこが違うのでしょう?才能だけって思ってませんか?
モチロン、「〜で、あなたも図形博士!」って訳にはいきません。そんな都合の良い方法があるのなら皆さん既に実行しているはず。
そこで、少しでも図形アレルギーから解放され「な〜んだ図形って楽しいじゃん」と思える『秘伝』を明かしていきましょう。
そもそも「図形のセンス」とは、図形の問題を解くときに、解答を導くための「補助線」や「必要な条件」が見える能力のことです。これは、平面図形だけではなく立体図形についても言えることです。例えば、平面にかかれた立体図形が浮かび上がって見える能力、または、頭の中でクルクル回転させた状態の図形が想像できる能力などです。
さらに、立体図形の「見取り図」「断面図」「投影図」「展開図」を描く能力もこれに含まれます。
これらの能力が弱い子とは、どんな子かというと、「問題とにらめっこしてる子」です。ただ眺めていたって何も解決しません。そもそも、眺めてるだけで解けちゃうのなら悩んでないですよね。
じゃあ、そんな能力がある子ってどんな子?って思いますよね。ズバリ、「手を動かしながら考える子」なんです。とにかく、見えた補助線を描き込む。わかった数量を書き込み始める。条件を整理する前に書き込む・・・・・・。見ながら考えてたら何か気がつくだろうって思ってるんです。そうなればしめたものです。
それだけ?って思われるかもしれませんが、これこそ最重要ポイントなのです。一度お子さんに試してみられてはいかがでしょうか。とりあえず手を動かし始めれば、“悟り”への一歩を踏み出したことになります。図形の仕組みやおもしろさに気付き、得意になっていくでしょう。
実は、これらの能力は日頃の生活の中でも養うことができます。例えば、「料理」です。実際に豆腐や大根を切ってみると、切断面や立体の分割がいかなるものか無意識のうちに目に焼き付くこととなりますし、きれいに輪切りにする苦労をするうちに、感覚的に「平行」を知ることになります。「お手伝いさせる時間があったら計算問題の1問でも…」っていうお気持ちはわかりますが、お手伝いって結構教材の宝庫なんですよ。
また、体を使った遊びもありです。例えば、「かくれんぼ」。意外に思われるかもしれませんが、自らの体を隠すと言うことは、自分の体の大きさを認識し、他者からの視線で自らの隠れ場所を見つめているとも言えるのです。
そこまで高尚なものでもないかもしれませんが、いろいろなところに「図形センスを鍛えるヒント」が隠されていることをおわかりください。
これらのことをふまえた上で、図形問題が楽しくなる『秘伝』についてご紹介いたします。
■其の1.イメージしながら図形をノートに描く
イメージを具体化するのが作図です。ですから、まずイメージし、それを作図することが必要です。常に意識しながら練習しましょう。
■其の2.描くときはぜいたくにノートを使う
小さく描いても意味がありません。補助線等に気がつき、それを描き込むためにも、大きいにこしたことはありません。何のための作図か考えましょう。
■其の3.先生の解法を真似してみる
何事も、まずは真似ることから始まります。初めから独自の解法を編み出す必要はありません。真似ることによって気づくこともあります。
基本の動作を繰り返すことによって、どんな変化にも対応できるようになります。もう遅い…なんてことはありません。今からでも早速始めてみましょう。気がつけば「図形問題って楽しいじゃん!」って思えるようになっています。
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