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塾講が語る『秘伝』 |
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第二巻
国語 其の一“「語い力」をつけるには!”
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「先生、ウチの子、国語の読解力がなくって……。他の教科にも影響するでしょ? 算数の文章問題とか。何とかしたいんですけど、どうしたらいいの?」
国語に関するご相談で、ダントツに多いのがコレ。
何とかしたいのだけれど、どうしたらいいのか、もてあましてしまいがちな科目が国語。そして、行き詰まった生徒の保護者の中では、原因をさかのぼって考えていき、次のような結論に行き着くケースが少なくないようです。
国語で得点が取れない!
→それは……「読解力がない」からだ。
なぜ読みとれないのか?
→それは……「語い力がない」からだ。
う〜ん(国語講師としては、腕組み…)。もちろん、このような側面もあるのですが、全てがそこに行き着くわけではないので、あまりにザックリと分析しすぎるのも如何なものかと。設問の読み取り方に問題がある場合、解答方法(記述の書き方、選択肢の選び方、書き抜き方)がザツになっている場合など、様々な要因が考えられますから(これらについてもっと語りたいのですが、長くなりそうなので、別の機会に)。
話をもどしましょう。「語い力」=「ことばのチカラ」は、当たり前ですが、一朝一夕にはつきません。コツコツと積み上げているしかないのですが、ここでポイントとなるのは、「どうやるか」と「どうつづけるか」の2点に尽きるでしょう。
言葉の習得方法には様々ありますので、「やり方」はたくさんありますが、受験に向けて、有効な語い力増強方法は以下の通り。
<1>授業・課題で触れた文章を丁寧に振り返り、「音読」をする
<2>意味のわからない(つかみづらい)言葉を辞書で調べる
<3>意味を確かめ理解しながらムダなく漢字学習/ことばの学習をすすめる
<1>については、本格的な受験期(小6秋〜)に突入するまでは是非とも実行して頂きたいですし、ぜひ<2>と平行して取り組んでもらいたいところ。その際には、可能な限り声に出して読むのを大人が聞いてやること。区切り方のおかしな所(意味がつかめていない言葉)を指摘し、意味を調べさせる、または、その場で教えて確認するという行程を地道に積み重ねていくことを必要とします。その際、大人が簡潔に意味を説明してやれるのであれば、その場で説明してやって結構です。また、手を伸ばせばそこに国語辞典がある、という環境を大人が作ってやることも有効でしょう。
そして、意外とおろそかになっている(近年特に!)のが<3>の「漢字の学習」。「やり方」を指示していても、成り立ちや部首はもちろんのこと、意味や筆順すら確かめず、闇雲に(何も考えずに)プリントやノートに漢字を書き写す生徒が後を絶ちません(「こうやって勉強するんだよ〜」と軌道修正することはしばしば)。こんな
勉強法では、時間をかけても後に残る知識(語い力)はほんのわずか。
工夫して、関連づけて覚える、という学習方法を身につけて軌道に乗るまでは、逐一やり方をアドバイスして、見守る必要がありそうです。 例えば、「検査」と「点検」。共通している「検」の意味を「しらべる」と理解し、覚えればOK!のハズ(ついでに「険」の意味と区別して覚えていればなおGoodそれぞれを〈別モノ〉として覚えるのであれば、それだけしんどいですものね?)
ついでに言うと、漢字テストで書き取りをまちがえた時、たとえば上の例であれば、「点検」をまちがえて「点険」と書いてしまった場合、ノートに「検・検・検・検……」とただひたすら書き続ける子も、後を絶ちません。本人はがんばっているつもりでも、あまり意味無いですよね。そういう「からまわり」している時間を極力取り除き、「噛み合った」学習をするよう(させるよう)心がけましょう。
実例を挙げているときりがないのですが。「語い力」をつけるため、二言目には「本を読みなさい」と言うだけのワンパターンは卒業し、焦らず一歩ずつ「前進」させるための学習の取り組みを実践しましょう!
追記)子ども達がもっとも身近に接する「大人」としての「親」から入って来る言葉の水準にも「語い力」は左右されることを最後に付け加えておきます。「釈迦に説法」?
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