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塾講が語る『秘伝』 |

from kuro
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第一巻
算数 其の一「計算ミスをなくすには!」 |
「先生、ウチの子は計算ミスが多くって…。何とかなりませんか?」
算数に関するご相談で、ダントツに多いのがコレです。ただ、大人でもミスをすることってありますよね。だからノーミスがどんなに難しいことかもご存知のはず。でも、限りなく0に近づけていくことができたらいいなぁ〜って思いませんか?
そこで今回は、ミスを0に近づけていく『心構えと基礎練習の秘伝』を明かすことにしましょう。
「計算ができない」というのは単なる勉強不足です。とにかく練習あるのみです。「○文式」とか「百○計算」といったものもありです。
私たち塾講がいう“計算ミス”は下のようなものです。
15+5×9−63÷7=20×9−9 …これは部分的な計算順序のミスですね
417+285−523=702−253 …信じられないけどかなりあります
72÷8+45×9=9+5 …かけ算をわり算にしてしまう、これも多い
こんなもったいないミス…、お子様のテストで見たことありますよね。
さてさて、このような計算ミスは、どんな時に起こるのでしょう。
ま、一言でかたづけますが「雑」。
「字が小さい(女の子に多い)」「字が薄い(Bより濃い鉛筆を)」「バランスがおかしい(気持ち悪いですよ)」「そもそも字の形が悪い(0と6の区別がつかない…なさけない…)」「罫線を無視する(自由帳に書いてる感覚で)」「筆算の位が揃っていない(性格?)」「書き間違いを塗り潰すまたは十分に消しきらない(これも性格?)」云々…。こういった症状、ぜんぶ「雑」にやった結果です。こうなると、ミスは起こるべくして起こるのであって、ミスをしなかったのは単に運が良かっただけ!「運に頼らない計算力をつけるため」に、ていねいにできるまでは親が丸付けをしてチェックすることをオススメします。
さんざん親が言いきかせても直す気配すら見せないようなら、速やかに塾の先生に電話またはメール、何でもいいから急いでヘルプを求めましょう。
しかしですね、計算ミスが減らない一番大きな原因をたどってみると、子ども自身が「計算ミスをそれほど重要なミスだと思っていない」ってことだということがわかってきます。保護者の方の中には、「これが一番頭にくる」と言われる方もいらっしゃるはず。「これ、本当はわかっていたのに、もったいないね〜」「できるはずの問題を間違えたら、後の難しい問題をとらなきゃいけなくなるね」という言い方をしてみましょう。まず「計算ミスは、自分にとってすごく損だ」と思わせることです。
そして、大切なことは、ミスをしなかったときにはしっかり褒めてやることです。「計算問題はできて当然」と思ってませんか? だから、できないと腹が立つけど、できてもそんなに嬉しいわけではありませんよね。でも、「計算ミスをしない」ということは当然のことではないという意識改革が必要です。褒めてすらもらえないことを真剣に取り組めますか(僕だってイヤです)? ましてや子どもです。親が納得できるレベルになるまでは、ミスをしなかったことをしっかり褒めてあげましょう。
以上の点に注意して接すれば、お子様の中で計算練習に対する心構えができていきます。心構えができれば、計算ミスを減らすための練習も、より効果の高いものになります。そこで、皆さんが一番知りたいところ、「計算ミスを減らすための基礎練習」をいくつかご紹介します。
一、計算はていねいに
式や筆算は、罫線幅(7mmが適当)を目安にした大きさのていねいな字で、罫線にそって書きましょう。(小4までであれば方眼のノートを使うのも有効です)
一、ノートはぜいたくに使う
ミスの原因を見つけるためには、あとから見てわかるノートでなければ意味がありません。1ページの中にぎっしりと書き込んだり、小さな字で書いたりせずに、罫線幅に合った大きさの字で、字が重なったりしないようにある程度のスペースを残して書きましょう。少し複雑な計算なら、1ページで3問まで!(計算練習専用のノートがほしいですね)
一、1日2〜3問の計算練習を毎日続ける
焦るあまりに欲張っても長続きしませんし、思い出したように大量の計算練習をしても、思ったほどの効果はありません。四谷大塚の「計算と一行問題集」やどこかの「計算ほにゃらら」のような、中学受験学習のための問題集の中から1日2〜3問を日課として行うことで、数や計算に対するセンスが磨かれていきます。
一、慣れてきたら、暗算や工夫にチャレンジしよう
暗算ができる計算の範囲を、少しずつ広げていきましょう。九九や繰り上がり・繰り下がりレベルのミスは、暗算力の弱さも原因のひとつになります。暗算の練習は数や計算のセンスを磨くだけでなく、式や筆算を頭の中に描くので、イメージ力の強化にもつながります。
実のところ、細かい部分ではお子様の性格や学習進度、今までの学習状況と現在の学習環境によって異なってきます。「分数計算を克服したい」「小数のかけ算・わり算のミスをなくしたい」「暗算が上手くなるコツは?」「計算の工夫ができるようになるためにはどうすればいい?」といった具体的なお悩みについては、「どうしたらいいの? ヘルプミー!」と教わっている先生にきくのが一番はやいということもお忘れなく。
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