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じゅくちょ〜のホンネ |

from kuro
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vol.16 「『できない子?』への対処法」 |
夏期講習開講でバタバタしているうちにいつの間にか8月に突入。あっという間に前半戦を終了し、いざ後半戦というところですが、受験生連中の中にもすでに夏休みの中だるみモードに突入してしまったお子たちも少なくないのが情けない限りです。
開講前には、「夏休みは天王山! 今までのことはチャラにしてあげるから、ここからリ・スタートでがんばろうね!」 「お〜っ!」と誓い合ったはずの親子関係も今ではギスギスしているところもあるとか。
それもこれも、主人公がすすんで勉強してくれないからなのです。いくら言ってもやる気がないからだんだんこっちも嫌気がさしてきて、「もう勝手にしなさい」となって「痛い目に遭えばいい。そうすればやる気になる」なんて感じで、親の方が投げてしまうことになるのかな。
仕事の世界でも「さえない部下」ってのがいますが、「こりゃダメだ」って放っておいたら仕事はできません。「さえない部下」が能力が発揮できるように教えてやらないといけないのですが、ひと言で仕事ができないといってもいろいろなタイプがありまして、そのタイプに応じた対処法が必要になります。子どもだって同じこと。どうしてできないのかってことをよ〜く分析して対処しなければいけません。
さてさて、「できない子ども」は大きく分けて3タイプあります。
まずは、「やる気そのものがないタイプ」です。言われたことしかやろうとしない、興味がない、勉強をしない理由を探す、こんな態度が見受けられる場合、頭ごなしにしかってもまず効果はないと思った方が良い。こうした時は「おもしろさ」を教えることです。できるようになることでこんな成長が待っている、という自己実現こそがその「おもしろさ」なんですが、そんな抽象的なものじゃムリと言うなら物理的なインセンティヴ=ごほうびでもいい。モノや評価で釣るのを全面否定するのもいかがなものでしょうか。時と場合に応じて、良いことが待っているということを教えても良いと思います。
次に「やり方が分からないタイプ」の子どもいます。やる気があってもやり方が間違っているとか、非効率的なやり方をしているというケースですね。これはモデリングで手本を示すことが有効。例えば、暗記を苦手としている子どもに覚え方を見せるという手なんかがそれです。こうすればできる、ということを示せば「なるほど! さすが父さん!」となります。やってみせることが説得力と信頼を生むんです。ただ手間と時間がかかるので、僕たちのような専門家に任せた方がいいでしょう。親がやろうとするならそれなりの覚悟は必要です。
最後に「能力不足タイプ」。こう言い切ってしまうと寂しいかもしれませんが、能力以上のことをしているケースです。ただし、上昇志向が悪いというのではありませんので誤解なきよう。やり方以前の問題として、不足している知識や基本能力を身につける訓練をしないと太刀打ちできない場合があるということです。ノートの取り方や復習にタイミングといった勉強のイロハから始まって、勉強をわからなくさせている理解不足や知識不足を補う訓練。これは基本に戻るということですが、そこまで引き返すには勇気がいるし、冷静な学力診断が重要になります。ここらへんの判断はやはり専門家に頼った方が良いと思います。
このように、一口に「できない」と言っても、どんなタイプかという分析がなければ正しい処方になりません。ただね、どの場合も「即効性の高い処方箋はない」ということだけは覚えておきましょう。冒頭で申し上げたように、ちょっと最近保護者は結果を急ぎすぎです。ちょっとやった程度で変化がないからもうやめたってのではすぐ投げ出す子どもと同じ。こういう淡泊さも放任の一種です。また、できないで困ってる子どもなのに、まだ育っていない子どもの自主性に期待して本人に任せきって、勉強の実際には関知しないというのもいけません。
「親はわが子に対して傍観者ではなく当事者」というのが、長年塾講生活から得た一つの真理のようなものです。皆様、いろいろお忙しいのはわかっておりますが、「もうイヤだと、投げ出さない」でご一緒にがんばりましょうか、ねっ!
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