|
じゅくちょ〜のホンネ |

from kuro
|
|
vol.15 「できないときの処方箋 : 国語編」 |
(※今回はロングバージョン。気合いを入れて読んでくだせ〜)
今年も恒例の夏期講習が開幕しました。使い古された比ゆですが、受験生にとっては夏休みは正に「天王山」。夏休みですべてが決まるかどうかは別にして、その後の受験勉強の方向性やその質と量を大きく左右するという点は確かです。
ただこちらの思惑と異なり、よく言えば平常心のかたまり、悪く言えば危機感らしきものを持ち合わせていないようなのんびり屋の受験生が年々大量発生しているため、悲しき現状打破の特効薬を毎年あの手この手と考え出しています。
今年のガイダンスで用意した秘密兵器が4教科の『鉄則』という教科別攻略マニュアル。『国語の鉄則』では、読解問題の攻略法のすべてを網羅しました。それはそれでなかなかのものと自負しているのですが、中でもオススメは「困ったときの鉄則〜『できないときの処方箋』」。夏講前の面談で保護者の皆様からいただいたご相談から、わが子の国語の学習で手を焼いている深刻なお悩みに対するアドバイスをまとめたものです。
大好評にお応えして、ここではその5つの処方箋をQ&Aスタイルで再録。クセのある(?)会話体の文体で読みやすくしたつもりです。国語苦手クンや読解嫌い子チャンがいるご家庭で是非お試しください。
Q1「ウチの子読解問題とにらめっこしたまま、かたまってしまいました。まったく解け ないって言うんですが、どうしたらいいの?」
A「かたまっちゃうのは本文の内容がつかめないまま、問題を解くからなんだよね。とにかく文章をていねいに整理しながら読むというクセをつけてやらないことにはいつまでも同じ事の繰り返し。そこでですね、小学校入学前の読み聞かせのように、あわてず本文を一緒に読んでみることから始めましょう。ここでは途中、重要なところに線を引きながら読んでやることがポイントだからね! 内容を押さえながら最後まで読んだら、今度は子どもだけでもう一度読ませるんです。そのあとで、問いも一緒に読んでみる。そこまでやってから再度問題を解かせてみましょう。え? 手間がかかるって? そりゃ仕方ないでしょ。「問いに答えるには本文の読みが大切!」ということを実感するまでの間はガマンするしかないんだから」
Q2「自分の間違えた答を見直しても、どうして自分の答がいけないのかがわからないって言うんです。そこから先はどうしたらいいんですか?」
A「正解と自分の答案を見比べて、分析するのは決して簡単な作業じゃない。まずは、正解との違いを見つけて線を引く。問いや本文を読み返して、『どうしてこの表現がいるのかな?』『どの部分が違うの?』と考えながら線を引いていくわけ。解説があれば解説に助けてもらいましょう。また、同時に自分の答がどうしてそうなったかという分析も必要だからね。何度かやっていると、自分は傍線の直前直後で答を作ろうとするクセがあって、そうじゃないときに×になるとか、選択肢を同じ単語があるかないかで選んでいるとか、という自分の失点の理由が見えてくるはず。そこまでくれば解答力は確実に向上くるのでお楽しみに」
Q3「文章を読むのが遅いから時間内に解けないの!」
A「身もふたもない言い方だけど、文章の読解量が不足していて、活字を通して文章に書いてある内容をつかむのに慣れていないから読むのが遅いの。途中知らない言葉に出合って、止まってしまうこともあるのかな。まずはね、普段の練習から時間を意識して読ませましょう。目安は、だいたい1分で四百字程度かな。その際、全体を同じスピードで読むんじゃなくて、重要な箇所では「ゆっくりと」、具体例やエピソードなどは「さらりと」読むという『緩急をつけた読み方』を身につけることがポイント。それが意識できればだんだん早く読めるようになります。ま、即効とはいかないけど、確実にスピードアップは図れます」
Q4「記述問題になると、どう書けばいいかわからない、と言ってとばしてしまいます」
A「ボクたち塾講でも問いを見てすぐ解答が書ける訳じゃない。まずは、『誰だってすぐ答が書けるわけがない』という認識を持つこと。解答するまでの流れを説明しましょうか。まず問われている内容を理解したら、傍線部前後の段落や場面を読み直し、「ココを使う!」という部分に線を引きながら、しぼっていくんです。その時、字数のしばりは考えない方が良い。注目する場所が一致するようになれば、それだけでゴールは目前。あとは書きまとめる練習だけです。書き上げた自分の文章は読み直して、微調整を加えましょう」
Q5「国語の復習の仕方がわからないって。音読だけでいいのかしら?」
A「『音読』は最強の国語勉強法です。でも、受験学年にもなると時間がなくてなかなかできないのも確か。となると、復習は「間違ったところの見直し、解き直し」ということになります。答は覚えていてもかまいません。大切なのは、自分の答のどこがいけないかを分析すること。Q2で述べたように、まずは解答例と並べて比較する。そうすれば、自分の答の不足部分や間違いの理由が見えてくるはず。その上で、なぜ加えなかったのかを考えればだんだん自分の解き方が見えてくるはずです。これが復習!」
この5つの処方箋、効果のほどは実地演習でご体感ください。驚くこと間違いなし!!
|