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じゅくちょ〜のホンネ |

from kuro
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vol.10 「漢字は意味攻めっ!」 |
小6の授業で説明文の読解指導をしていた時、『不可分』という言葉が出てきました。
「これはなんて読むんだ?」
残念ながら返事は返ってきません。そこで文脈を確認。
(以下は本文)
「…ハングリー精神でエネルギーが出てくる。もともと生き物というのは、そういうふうにできていたのではないでしょうか。生きることに真剣であるということとハングリーであることとは不可分なんです。」
こうやって文章の意味を把握することで読みぐらいは出てくるんじゃないかと思ったのですが、反応なし(実は読めるのに自信がないから手を挙げないという生徒もいるとは思うけど…)。
「まいったな。これはね、『ふかぶん』って読むんだよ。意味分かる?」
(し〜ん)
「なら、この三字熟語を一カ所区切るとすればどこ?」と聞くと、
「『不可』〜」 (これくらいならハモって答える)
「不可ってどういう意味?」
「できな〜い」 (これもハモる)
「(残った『分』を指しながら) じゃ、何ができないの?」
「分けること〜」 (またハモる)
「なら、『不可分』は『分けることができない』って意味になるだろ」
ふ〜っ、やっとこさでたどりつきました。
漢字はどうやって覚えたら良いのでしょう?
「見て覚える」という人が多いようですが(映像文化隆盛の影響?)、これはいただけません。やはり、書かないことには話になりません。まず二,三回大きく正確に書きます。次に前に書いた字を見ないで、何回か書いて覚えていく。こうやって手に漢字を覚えこませるのが漢字練習の王道です。
でも、こうやって書くだけでは字が書けるようになっても、言葉のチカラはつきません。
漢字はかなやアルファベットのような音を表す「表音文字」ではなく、文字そのものが意味を持った「表意文字」です。実はこの「意味」を意識することに漢字学習のコツがあります。『不可』は「できない」、『分』は「分ける」、だから『不可分』とは「分けることができない」、このように漢字のそれぞれの意味を意識してはじめて「使える言葉」となっていくのです。
小学校6年間で学ぶ教育漢字は全部でいくらあるでしょう? 1006文字です。意外と少ないでしょ。でも、その1006の学習漢字は頻繁に使われる基本漢字ばかりなので、その組み合わせでできる熟語の広がりはとても大きくなります。だから漢字の意味についての理解が進むと、語い力は飛躍的に伸びていくのは間違いありません。
漢字の学習は、ついついできるだけ短時間で終わらせようと機械的な作業に終始してしまいがち。お母さまも、「漢字なんて早く終わらせて、算数の問題を解きなさい。漢字の配点は少ないんだから、時間かけずにさっさと要領よく覚えないとダメよ」なんて言うことありません?
でもね、これって要領がいいわけじゃない。言葉の学習は、意味から攻めないと絶対に使えるようにはならないんです。骨太の語い力を身につけてやりたければ急がば回れ。一見手間がかかりそうでも、「意味攻め方式」をたたきこんでおけば「その後」が全然違います。読解力はもちろん、表現力までグググっと伸びてくるので、苦手の多い記述式問題や作文・小論文など恐れるに足らず。
どうです? 表現力までグググと聞いちゃほっとけないでしょ。
信じる者は救われる。是非ともお子様にご伝授くださいませませ。
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